「いいと感じたものは、FFメンバーとシェアしたい」。
そんなスタンスで、フミヤのおすすめ&お気に入りをご紹介するコーナー。
今回フミヤのアンテナがビビッととらえたのは、こちらです!
ワイヤレスTVスピーカー
ミュージシャンには、難聴の人が多い。とくにロック系はリハーサルでもステージでもハンパない爆音の中にいるため、徐々に聴力が落ちてしまうのだ。職業病である。私も大音響の刺激を長年浴び続けた結果、騒音性難聴と診断された。そのため周波数によって聞き取れる音と聞き取れない音があり、虫の音などは如実にそれが出る。声が小さい人の言葉は聞き取りづらいし、最近はコロナ禍でマスクをしているので余計だ。よく家族に「聞いてなかったの?」と怒られることもあるが、聞いてなかったのではなく聞こえていなかったのだ。
そんなわけで、家でテレビを見る時はかなりボリュームを上げることになる。しかも我が家のリビングは、テレビからソファーまで4mくらい離れているので、ただでさえ聞き取りにくい。字幕のある洋画はいいのだが、邦画になると相当ボリュームを上げなければ聞こえない。日本の俳優は、ぼそぼそ話す演技が多いからだ。
そこで、手元でも音声を聞ける「ワイヤレスTVスピーカー」が役に立っている。これは本当に便利でありがたい! いつもソファーのクッションに置いてテレビを見ている。手が届く距離にスピーカーがあるので、小さなボリュームでも完全に言葉が聞こえるのだ。夜中でも誰にも迷惑をかけることなく小さな音量で聞ける。料理や食事をしながらテレビの音を聞きたい時には、食卓に持っていけばいい。正直もう、これなしでテレビを楽しむことはできない。
ただし、16×9cmくらいの小さなモノラルスピーカーなので、迫力のあるサラウンド音響の映画を観るにはちょっと寂しい。だから字幕のある洋画だけはサラウンドシステムのスピーカーで観ることにしている。ネットで調べたらたくさん種類があるが、これと同じものはAmazonで10,800円でした。