パンチェッタラードの作り方
フミヤ自身による簡単で美味しいレシピをご紹介する、お料理コーナー 「F’s RECIPE」。
「最初から何を作ると決めるのではなく、旬の食材や、手元にある食材で作るプロセスをレシピにしてみた。
行き当たりばったりレシピ!」という、まさに料理上手なフミヤならではのコーナー。
ぜひ、あなたも作ってみてくださいね!
最近よく使う食材、それはパンチェッタ! 今や、これがないと不便と思うほど冷蔵庫に常備している。塩漬けにした豚のバラ肉を乾燥、熟成させたイタリアの食材。見た目は熟成肉を燻製にしたベーコンに似ているが、パンチェッタは加熱処理していない。
このパンチェッタを、ラードとして使うのがおすすめ。
フライパンにオイルを引いて(洋食ならオリーブオイル、中華ならゴマ油、和食なら香りのない油)、薄く切ったパンチェッタをカリカリになるまでよく炒める。強火だと跳ねるので、弱火で安全に。
パンチェッタラードで調理すると、味にコクが出る。塩漬け肉なので、塩加減もいい感じになる。とくに野菜の料理を作る時に、簡単で美味しくて便利! アスパラ、えんどう豆、オクラなどの野菜をボイルして、このラードを絡めただけでも美味しい。要は“肉を入れずに肉のコクが出る”のだ。
さらに、このパンチェッタラードに刻んだニンニクやネギ、生姜、擦りゴマなどを加えることで、いろんなオイルを作ることもできる。
野菜とパンチェッタのパスタ
□野菜(数種類あるとよい。ちなみに写真はししとう、万願寺唐辛子、ズッキーニ、えんどう豆)
□パンチェッタ(ない時は、ベーコンでも代用OK)
□パスタ(細めがオススメ)
□ニンニク
□唐辛子
□オリーブオイル
□料理酒
□お湯
【作り方】
①小さめのブロックに切ったパンチェッタ、ニンニクスライス、唐辛子をオリーブオイルで炒める。別鍋でパスタをゆでる
②ザクザクと切った数種類の野菜を入れて炒め、料理酒とお湯、各少々を加える。
③さっと炒めたら火を止めて蓋をし、しばらく蒸す
④ゆでたパスタに③を絡め、塩で味を整える
パンチェッタはとても日持ちがいいので、冷蔵庫に保存すれば最後まで使い切ることができる。買う時はなるべく脂部分の多いものを選んで。パンチェッタラードは、一度使うと美味しくて癖になる。お試しあれ!