続いては、バンド時代からの得意分野「マイナーコードの昭和チックな楽曲を」ということで、アコースティックギターのイントロから「二十六夜の朧月」、ムーディに「最後の晩餐」へ。フミヤが、ナイフとフォーク、ワイングラスを手で滑らかに表現。そのままショートムービーに仕立ててほしいほど、ビジュアルが鮮やかに浮かぶ。「孤独のブラックダイヤモンド」「NANA」と、世代的にも藤井兄弟お得意のジャンルは、制作年のギャップを感じさせない。
…と、「NANA」の後半で、ステージ前に謎のドレッドヘアーの人物が。ギターを持ち、「NANA」に合わせてノリノリで弾いている。なんと木梨憲武さん！ フミヤの誕生日に駆けつけてくれた。「フミ、58歳おめでとう！」とシャンパンのボトルを渡し、しばしトーク。「友よ」では、フミヤがドンペリのボトルを持ち上げて「カンパ〜イ！」と。続いて、憲武さんのソロアルバムにフミヤが詞を提供した「ちょい前LOVE」。二人で交互に歌い、フミヤはラップやコーラスも担当。友情と笑いに溢れた、特別なゲストタイムとなった。