「最後の曲になります。…ここで普通は“えーっ”ていう声がするんですけど(笑)」。この時、フミヤと尚之には見えていないが、言うまでもなくコメント欄には「えーーーー!!!」「終わらないで」が殺到。「初めてやりましたが、自分の心がだんだん盛り上がってきます。いこうぜ、Are you ready? Last song!」とカメラにマイクを向ける。全国の“最前列”では、もう、コメントどころか声が上がっていたに違いない。そしてラスト「GENERATION GAP」。コメント欄には「終わらないで」「泣けてくる」「最高」「こっちからも声届け!」「早く生で会いたい」「みんなで一緒にがんばろう」といった声。歌い終えてF-BLOODがステージから去ると、コメント欄は大量の「アンコール!!」で埋め尽くされた。
F:アンコールどうもありがとう! 皆さんの“アンコール”っていう声が、私の心には響いてます。本当に大変な時代になって、こんなことが本当に起きるんだっていう映画みたいな時代を味わっておりますが。ほんの数ヶ月前までは普通の日常があって、その普通の日常ですら不満を抱いていた僕らがいたりして。でも実はその普通の日常が、今となっては…。
N:どれほど幸せだったか。
F:そう。それを感じられる、いいチャンスだったのかもしれません。それでは、そういう普通の日常を歌った歌です。
平凡にも思える日常の幸せを紡ぐ「さりげない唄」。早く取り戻せるよう、祈りを込めて歌う。二人とお揃いのツアーTシャツを着て視聴しているファンも多いだろう。